日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

いい日、旅立ちたい。

沖縄・阿嘉島へ行って以来、しばらく旅に出ていない。 もう半年になる。 そろそろムズムズしてきた。 とは言っても、寒いこの季節はまだまだ足が重いが、財布は軽い。 頭の中でいろんな旅プランを描く。 一度は行ってみたい、三重県神島。 三島由紀夫潮騒の舞台として有名な離島だ。 ちょこっと調べてみたが、宿泊施設に関する情報があまりに少ない。 旅館は島に一軒のみ。 そこの情報はそこそこあるがもうひとつ興味が沸かない。 あと数件ある民宿らしき宿はすべて釣宿のよう。 しかも、宿の名前と電話番号以外ほとんど情報がない。 神島を訪れる観光客はどうやらほとんど日帰りするみたいだ。 僕の場合、そういう状況ならますます無性に泊りがけで行きたくなってくる。 かつて三島が長期滞在した小さな島、 きっと新鮮な魚介類が美味しいであろう離島。 う?ん、悩めるほどに旅のプランを考える時間はあっという間に過ぎていく。

とかなんとか言いながら、つい2,3日前まで、僕の行きたかった旅先はパラオだった。 太平洋に浮かぶミクロネシアの国。 かつて第一次世界大戦後に日本の委任統治領となり、南洋庁も置かれた島だ。 そこには再建された南洋神社もあるという。

なんだか最近は空想の中で、いろんなとこ旅してるみたいだ。