日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

職業旅人、収入ゼロ。

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船浮3日目の朝、宿の主人が仕事で網取行くから一緒に行くか、と誘ってくれる。 何の予定もない僕は、はいお願いしますと即答。 網取とは船浮よりさらに奥地にあり、かつては650人が暮らしていたが 40年前に廃村となった場所。 もちろん陸路で行ける訳ではなく船に乗せてもらう。 主人は優しいんだが、言葉がきつく僕は萎縮してしまう。 時々何を言ってるかわからないし。 そんな時は、日本語通じないなあ、と怒られる。 しばらくすると、あれがゴリラ岩、写真撮れ、とせかされる。 普段1万円出さないと見られないんだから、と。 まあ確かにゴリラみたいだけどそれが?、と思いつつ写真を撮る。 網取に着いたら、ここにかつて650人も暮らしていたとはおもえない。 でも学校跡や石垣、井戸、豚小屋跡などもある。 確かにこんな場所へは滅多に来ることはできないだろう。 その後、船であちこち巡り、川を上ればまさにジャングル。 遊園地にあるジャングル探検みたいな気分だ。 作り物の象やワニなんかが出てきそうだがもちろんそんなのはない。 なんとかの滝ってのにも連れていってもらった。 なかなかできない体験だ。

さて、今夜もう一泊して、その後の予定はノープラン。 全くの白紙だ。 牛祭りを見に黒島へ行くか、通いなれた鳩間島か、 ニシハマビーチの波照間島か、でかい西表島を回ってみるか。 職業旅人、収入ゼロ。悩む。