日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

週末沖縄でちょっとゆるり

何度も通い続け、行くたびに寂れていく姿をみたコザの街。 あの怪しげで怖い雰囲気で、でも活気に溢れていたころが懐かしい。 シャッター通りと化したパークアベニュー、空室だらけのプラザハウス、 いつしかレンタカーでコザを通っても素通りするようになった。 もう20年以上、あの街を歩いてないなあ。 危険な香りがしたオキナワは、それだけで魅力的だった。 オキナワは変わった。 けれど、同じように僕がオキナワに求めるものも変わっていることに気付いた。 <「週末沖縄でちょっとゆるり」 下川裕治著 朝日文庫