日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

永遠の0

永遠の0

永遠の0
著者:百田尚樹
価格:920円(税込、送料込)
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零戦に乗り神風特攻隊として命を落とした祖父とはどんな人だったのか。 それを調べるために戦争を生き抜き祖父を知る人たちを訪ね歩く。 そこでわかってきた祖父の姿とは、あまりにも人間性溢れるものであった。 感動的な結末を迎えるストーリーではあるが、 そこに描かれた旧日本軍の愚かさには許しがたいものを感じた。 人間とは何か、愛とは何か、戦争とは何か。 600ページ近くに及ぶ長編小説だが、興味深く一気に読めた。 <「永遠の0」 百田尚樹著 講談社文庫>