日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

東条英機と阿片の闇

東条英機と阿片の闇

東条英機と阿片の闇
著者:太田尚樹
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歴史にifはない、と言うが 東条英機を語るときにはどうしても たら、れば、が出てきてしまうものである。 昭和史前期のまぎれもない主人公であった東条英機は 生真面目で小心者、大局的な視点に欠けた硬直な人物との評ではあるが 至極真っ当で正しい尋問を堂々とした東京裁判の姿に救われた感がある。 人間、死に際の言動は大事だなあと思った次第。 <「東条英機と阿片の闇」 太田尚樹著 角川文庫>