日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

職業としてのAV女優

職業としてのAV女優

職業としてのAV女優
著者:中村淳彦
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以前は社会の底辺のひとつと認識されていたAV女優だが 今や自ら志願してAV女優になりたがる人が増加しているという。 出演料は1日100万円も珍しくなかった最盛期にに比べ 現在は1日数万円というケースがほとんどだとか。 女性の最後の手段を売るセーフティネットといわれ、 人並みのルックスとスタイルを持っていればAV女優になれた時代も今は昔。 AV女優に求められる水準は高く、 大多数の女性は出演したいと希望しても面接にすら呼ばれることもないそうだ。

そして今、AV女優になる人は 特殊な人などではなくごく普通の女性がなっている、と著者は書く。 けれど、そんなことはないだろう、そんなはずはない、と僕は希望的に思った。

<「職業としてのAV女優」 中村淳彦著 幻冬舎新書