日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

「お通し」はなぜ必ず出るのか

日本の飲食業界の市場規模は24兆円を超えているとか。国内乗用車市場が17兆円で、コンビニエンスストアのい市場が7兆円というから、飲食業界の規模の大きさがわかる。しかも日本で一番大きな飲食企業のマクドナルドの売上高は5000億円足らずだから、市場シェアとしてはわずか2%にしか過ぎないのだ。そうした中で、2001年から2006年の5年間に新たにできた飲食店は12万軒、逆に廃業した飲食店は14万軒という。つまり4軒に1軒が潰れているという計算になる。そんな厳しい飲食業界でも確実に繁盛している店もある。成功の分かれ道って何なのか? わかりそうでわかりにくく、わかったような気にもなる。

<「お通し」はなぜ必ずでるのか」子安大輔著 新潮社新書>