日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

朝鮮王朝の歴史と人物

隣国でありながらあまりよく知らなかった朝鮮王朝の歴史をわかりやすく解説。 高麗王朝の武将であった李成桂が、中国・明の討伐命令に背き、 突如、高麗王朝を攻め入り滅ぼして自ら新たな王となったのが朝鮮王朝の始まりだったという。 高麗王朝王氏の末裔たちは、自らの身分を隠すために「全」や「田」、「玉」と姓を変えて生き続けたそうだ。 高麗王朝から朝鮮王朝になって、国教を仏教から儒教に変更。 いまも韓国の寺は都市部にほとんどなく山中に多くあるのはこのためとか。 また日本と違い早くから肉食文化も根付いていたのもそうした理由から。 特に朝鮮王朝時代は権力闘争の連続だったらしい。 そこそこ面白かった。 <「朝鮮王朝の歴史と人物」 康ヒボン著 実業之日本社