日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

モロッコで断食

サハラ砂漠の王子さま」の続編エッセイ。 モロッコを旅するうちに断食がはじまり、日が昇っている間は一切の食料・飲料摂ることができなくなり。 本来、イスラム教徒でない旅行者はその限りではないのだが、あえて断食を敢行する著者。 郵便局への道順を教えてくれた、一銭のお金も持っていない若者と 翌日には一緒に映画を観て、 その翌日にはアトラス山脈の麓の秘境の村にある、若者の実家へ。 ベルベル人の彼を愛し、その彼にプロポーズされながらも 帰国の途につくという、不思議な出会いと偶然が、旅の素敵なとこなんだろうね。 <「モロッコで断食」 たかのてるこ著 幻冬舎文庫