日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

平壌で朝食を。

コラムニストとして活躍する勝谷誠彦氏の短編小説集。テレビではなかなか面白いコメントを発する氏だが、小説はどうなんだろう。同じくユニークな活動をしている田中康夫氏とおんなじように、なんとなくクリスタル的な物足りなさを感じつつ最後の作品でこれまた、なんとなくクリスタル的にまとめられたなあ、という感じ。そもそも小説にして、このタイトルは反則じゃないのか? タイトルで衝動買いしてしまった。また、解説が水道橋博士っていうのも。 <「平壌で朝食を。」 勝谷誠彦著 光文社文庫>