日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

エースの品格

テスト生として南海ホークスに入団。苦労してレギュラーポジションを獲り、戦後初の三冠王にもなった。そして4番でキャッチャーという選手兼任監督として活躍。しかしその後、南海を放出され西武、ロッテと渡り歩き、生涯一捕手を叫びながら現役生活を続けボロボロになって引退。ヤクルト、阪神楽天の監督をつとめるなど、その野球人生は山あり谷ありで興味深い。そんな著者の野球論とはズバリ団体競技なのである、と。 <「エースの品格」 野村克也著 小学館文庫>