日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

ワーキングプア 解決への道

働いても最低限の生活すらできないワーキングプア。日本でも非常に大きな問題になっているが、お隣韓国では労働者の二人に一人が非正規雇用社員という非正規大国であり、日本以上に深刻な問題となっているらしい。ワーキングプア先進国アメリカの現状も相当深刻のようである。同じような状況のイギリスでは様々なワーキングプア対策がとられているようだが、わが国の取り組みはまだまだ有効な方策はとられていない。路上生活者が語っている言葉にこんなのがあった。「もう一度、社会の中で生きていこうとしたら他人に認められなきゃいけない。それより自分一人で生きていく。そう考える」なんだかとってもわかる気がした。明日は我が身、その可能性も大いにあるな、と。 <「ワーキングプア 解決への道」 NHKスペシャルワーキングプア」取材班編 ポプラ文庫>