日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

イチローに糸井重里が聞く

2004年春、BSデジタル放送民放5局の共同特別番組「キャッチボール・ICHIRO MEET'S YOU」をもとに再構成された著書。当時30歳になったばかりのイチローが語っている。「35歳や36歳になると偏見が出てきますよね。何か失敗すれば、『衰えた』という評価が必ず出てくるようになるはずです」と。現在36歳のイチローを衰えたとする人はまだ出ていないのではないか? イチローの凄さがわかる。日本で年間210安打の記録を作る前に「51」を草野球チームの自らの背番号に選んだ僕にとってはうれしい限りだ。 <「イチロー糸井重里が聞く」 「キャッチボール」製作委員会著 朝日文庫