日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

常識人の99%は非常識である

勝手な物差しで「常識」を決めつけ、それを押しつける非常識な人はたくさんいる。そう思って読み始めたが、還暦にして未婚、子供もいない著者が、躾のなってない子供や可愛がられ過ぎのペットに対する書きたい放題の愚痴や文句は読んでて気持ちのいいものではない。何かにつけ、「アメリカならあり得ない」とか「欧米なら当たり前」とか、欧米の常識はすっかり鵜呑みにするタダの欧米かぶれのオヤジの戯言か! スタバでなくドトールでコーヒーを飲む男はケチ、と決めつけるその「常識」こそ非常識だと思う。残念。 <「常識人の99%は非常識である」 内山安雄著 扶桑社新書