日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

働くことがイヤな人のための本

37歳にしてようやく定職についた著者が思い当った仕事とは何かという哲学の答えとは? 親から莫大な資産を引き継いだとか、類い稀なる才能をもっていてスポーツや芸能などで十分な収入を得た人などを除けば、ほとんど多くの人たちが、お金のために働いている。いろんなことに喜び、悩み、愉しみ、苦しみ、生きている。いい人生って本当は何なのかを考える場合、それは絶対的な死を意識しなければならない。もういつ死んでもいい、そう思える日々を過ごしていきたいもんだ。 <「働くことがイヤな人のための本」 中島義道著 日経ビジネス人文庫