日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

南アフリカの衝撃

いよいよ来月11日からサッカーワールドカップが開催される南アフリカ共和国は、かのアパルトヘイトを克服し、いまやアフリカ随一の経済大国である。が、世界で最も所得分配が不平等な国で、失業率も高く、世界一の格差社会でもある。HIV感染者も犯罪発生率も世界一。果たして本当にこの国でワールドカップは無事行われるのだろうか。危険なグローバリゼーションに揺れる南アの未来が問われている。また、今、南アフリカでも急増しているのが中国人らしい。一つの街を丸ごと買い上げて中国人街ができていたり、と。それにしてもやっぱり逞しいな、中国人。 <「南アフリカの衝撃」 平野克己著 日経プレミアシリーズ>