日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

人間にとって寿命とはなにか

ナマコの研究者である著者が説く寿命とは。 生物の多様性が重要である、という主張や ゾウの時間とネズミの時間は異なり、 動物はみな心臓が15億回打つと寿命を迎えるというのには驚いた。 しかし、後半、アナログ思考の著者の横柄な、 デジタル思考を完全否定するような説教口調にはうんざりだ。 <「人間にとって寿命とはなにか」 本川達雄著 角川新書>