日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

刑務所のタブー

刑務所のタブー

刑務所のタブー
著者:窪田順生
価格:690円(税込、送料込)
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普通の生活を送っていれば窺い知ることのない刑務所の中。 過去には何度も脱獄を成功させた伝説の男がいたり、 受刑者と刑務官との許されざる恋愛情事があったり、となかなか興味深い。 なまじブラック企業に勤めるよりは 土日祝はきっちり休みで労働時間もきっちり労働基準法以内。 働けど暮らしが楽にならないワーキングプアやわずかな生活保護に比べれば 寝床三食が約束された刑務所内のほうがある意味恵まれているのかも。 それでも僕は、やっぱり、娑婆の暮らしは捨てられないな。 <「刑務所のタブー」 津田順生き+斎藤充功+日名子暁ほか著 宝島SUGOI文庫>