日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

ナマケモノに意義がある

「働かざる者食うべからず」とか「労働は美徳である」といったイデオロギーは まやかしであり嘘であり、貧乏人に対する恫喝である。 まさに真意を得たり。 毎日8時間以上も働くなんてことは 生物学的にみれば不自然なことである。 人が不安を感じるのは未来のことを考えるからだ。 逆に不安を直視すればいい。 金がなくなったらのたれ死んでも仕方ない、と諦めれば少しは気が楽になる。 成功するとは、 必ずしも社会的地位や名声を得たり金持ちになることではない。 お金を使わなくても楽しいことがあると知れば無理をしてお金を稼ぐ必要はない。

なんだろう? 僕の考え方、生き方を認めてもらえたような、勇気を与えてくれる本だった。 <「ナマケモノに意義がある」 池田晴彦著 角川ONEテーマ21