日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

ひたすら歩いた沖縄みちばた紀行

ここ数年の沖縄の開発ラッシュによりやっぱりオキナワらしさって失われていってる気がする。そう思ってたとこにこんな本読んでしまった。同感なんだよなあ。だからこそ素顔の沖縄に出逢いたい、そういう気持で著者は自分の足で沖縄の道端を歩く。そうだよなあ、確か初めて沖縄行ったのはフェリーだった。港が栄えてた。今はゆいレールは空港から新都心を抜け首里まで、那覇港をかすりもしないよなあ。R58の嘉手納ロータリーもいまやなくなってしまったんだ。なんだか寂しいよねえ。離島ブームも一段落したら、八重山ももうちょっと落ち着いた本来の姿に戻ってくれるのかなあ? 沖縄の「今」に不満のようなもの感じつつも、やっぱりまた行きたくなってくるから不思議だな。

<「ひたすら歩いた沖縄みちばた紀行」 カベルナリア吉田著 彩流社