日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

本音の沖縄問題

本音の沖縄問題

本音の沖縄問題
著者:仲村清司
価格:798円(税込、送料込)
楽天ブックスで詳細を見る

祖国復帰四十周年を迎えた沖縄。 でも日本は、沖縄の人たちにとって本当の祖国だったのだろうか? 沖縄といえば基地問題が真っ先に浮かぶが それは沖縄本島とその周辺に限ったことである。 本島から遠く離れた宮古八重山には米軍基地はおろか自衛隊の基地すらない。 近年、右傾化する八重山のはるか西の国境の島与那国では自衛隊誘致の話題に事欠かない。 補助金や軍用地借地料など、問題の本質は人の心理を揺さぶるように微妙にして複雑だ。 日出づる国のヤマトからみれば琉球は日沈む国なのである。 <「本音の沖縄問題」 仲村清司著 講談社現代新書