日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

大貧困社会

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100年に一度といわれるほどの世界的大不況の時代である。

絶対的な人気を誇った小泉内閣が推し進めた改革路線が生んだ格差社会がこの最悪の経済状況をより一層深刻化させているという現実。

非正規雇用労働者の急増、ワーキングプア、問題だらけの年金問題・・・

いま日本が抱える危機的状況を考えると暗い気持ちになってしまうばかりだけれど、いちばん恐ろしいのは国民全員がそうした現実から目をそらし政治に興味を失ってしまうことなのかもしれない。しっかりと監視の目を持ち続けなくては。。。

<「大貧困社会」駒村康平著 角川SSC文庫>