日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

在日

朝鮮戦争が始まった年に、日本で生まれ、差別と貧困の中で育った在日二世の著者。 祖国はふたつの国家に分断されたままの中、 青年期に日本名「永野鉄男」を捨て本名「姜尚中」として生きてきた自伝。 その複雑にして苦悩に満ちた思いは僕の想像を超えるものだろう。 <「在日」 姜尚中著 集英社文庫