日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

世界でもっとも貧しい大統領ホセ・ムヒカの言葉

第40代・南米ウルグアイ大統領ホセ・ムヒカ。 貧乏とは、欲が多すぎて満足できない人のことです。 物であふれることが自由なのではなく、時間であふれることこそ自由なのです。 無限の消費と発展を求める現代社会に疑問符を投げかける彼の言葉は、 脱資本主義を求める僕の意見に見事に一致する。 議会で唯一ノーネクタイを貫き通し、 ネクタイを、人生を複雑にするだけで何の役にも立たないただの布、と切り捨てる姿勢に喝采。 麻薬問題に直面していた際には、 処罰の対極にある大麻の合法化によって対処した政治手法にも拍手。 久しぶりにいい本に出会えた。 <「ホセ・ムヒカの言葉」 佐藤美由紀著 双葉社ジュニア文庫>