日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

怖い中国食品、不気味なアメリカ食品

中国の食品工場で行われている恐るべき実態を知ると怖くなる。 そして中国から日本へは多くの食品が輸入されているという現実。 日本企業が管理する中国企業だから安心と言われているが、 日本企業が知りもしないところで 取引している中国企業が要求されている量を確保できない場合は 酷い衛生管理の下で作られた下請けの闇工場の食品が大量に輸入されているという。 所詮、金儲けのためなら何でもする中国人の感覚だから想像するだけで食べる気がしなくなってくる。 しかも全国の学校給食で多くの中国製加工食品が使われていることは 子供たちの将来の健康が心配になってくる。 またアメリカ産食品の添加物や遺伝子組み換え食品の恐ろしさは、 EUに比べて格段に緩く設定された日本の安全基準や表示義務が大きな問題だろう。 この本を読めばもう外食なんてできそうにもないが、 そういうわけにもいかないから、できることと言えば、 外国産食品は極力食べないように気を付けるしかないみたいだ。 <「怖い中国食品、不気味なアメリカ食品」 奥野修司・徳山大樹著 講談社文庫>