日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

最弱球団 高橋ユニオンズ青春記

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パリーグを6球団にする、 大映の永田オーナーの掛け声で誕生し、 わずか3年後にパリーグを6球団にする、 と心変わりした永田ラッパにより解散させられた プロ野球球団、高橋ユニオンズ。 永田に口説かれて球界参入した高橋龍太郎は 私財を投げうってプロ野球経営に取り組んだ。 負けても負けてもチームを愛し応援してきたその気持ちが凄い。 球団2年目には、今でいうネームライセンスで トンボユニオンズを名乗ったが、 当時、全盛の西鉄・南海のホークス・ライオンズに対して トンボというのがいかにもで好感持てる。 のちのプロ野球ニュースで有名な佐々木信也は知っていたが、 元巨人の300勝投手スタルヒン黒田博樹の父・黒田一博も このチームに所属していたのは知らなかった。 シーズン前のキャンプ中に突然解散が決まったという とんでもない話が現実にあったとは。 今も存続していたら、 おそらくユニオンズファンになっていたような気がする。 <「最弱球団 高橋ユニオンズ青春記」 長谷川晶一著 彩図社