日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

奪われざるもの SONY「リストラ部屋」で見た夢

井深大盛田昭夫。 二人のカリスマ創業者によって急成長し SONY神話を築きあげたその姿は今にない。 テレビはベガ、パソコンはVAIOと自然とSONYブランドを購入してきた僕にとっても 驚きの事実が書かれていた。 大規模で度重なるリストラを行う中で、 高額な役員報酬を手にする経営者。 会長兼CEOを勤めたハワード・ストリンガーなどは 年に1か月ほどしか日本にいないにもかかわらず 高級ホテルのスイートルームを借り切っていたという。 SONYは彼らに食い潰されてしまったのか。 それでもいつか再生してほしいと願う僕がいる。 <「奪われざるもの」 清武英利著 講談社+α文庫>