日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年

アカ、アオ、シロ、クロ、緑川、灰田。 色彩を持つ登場人物たちと色彩を持たない多崎つくる。 さくさくと読んだけれど、こういう終わり方の小説は好きではない。 読後の落ち着きのなさが南の島で残った。 <「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の時」 村上春樹著 文春文庫>