日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

はじめての不倫学

はじめての不倫学

はじめての不倫学 著者:坂爪真吾 価格:885円(税込、送料込) 楽天ブックスで詳細を見る

不倫を個人の問題としてではなく、 誰にでも起こり得る社会の問題として捉える。 本来、生物学的に人間は 一夫一婦制というのは無理があるという。 では婚外セックスを前提とした婚姻関係には 嫉妬という感情が芽生えてくる。 一盗二婢三妾四妓五妻(いっとうにひさんしょうしぎごさい) という言葉がある。 男性にとって最も快楽を味わえるのは他人の妻を盗むこと。 2番目は妻の目を盗んで若い女とセックスすること。 3番目が愛人を囲うことで4番目が売春婦や風俗嬢を買うこと。 そして最後が妻とのセックスという意味。 自分にとって最低の価値である妻が他人にとっては最高の女ということになる。 なんとも複雑な話だ。 <「はじめての不倫学」 坂爪真吾著 光文社新書