日出づる国の片隅で。

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満洲暴走隠された構造

満洲暴走隠された構造

満洲暴走隠された構造 著者:安冨歩 価格:864円(税込、送料込) 楽天ブックスで詳細を見る

石原莞爾板垣征四郎など、 満洲事変を引き起こした首謀者たちは 本来、死刑に処されるべきところ英雄となった。 誰もが責任をとらない日本の事なかれ主義は 今現在も取り残されている。 東日本大震災による福島第一原発事故のときのように。 そして時の日満議定書と現在の日米安保条約の驚くべき類似性の指摘は なるほど盲点ではあるが鋭いと思った。 つまり今の日本は米国の半植民地状態であるということだ。 なかなか興味深い一冊だった。 <「満洲暴走 隠された構造」 安富歩著 角川新書>