日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

旭龍

旭龍

旭龍
著者:山平重樹
価格:788円(税込、送料込)
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沖縄のヤクザの歴史は浅い。 それは戦後に始まった。 が、その活動は本土の規模とは違う、激しいものであった。 長年にわたり抗争の連続で、分裂と骨肉の争いを繰り返し、多数の死傷者を出してきた。 小さな島で血で血を洗う戦いを繰り広げてきた。 時に本土、山口組をも巻き込んだりもした。 敵対していた三代目旭龍会と沖縄旭龍会が3年前に遂に合併。 沖縄ヤクザ界に平和が訪れた。 その中心人物となった富永清、その人の半生記。 読み応えのある一冊だった。 <「旭龍 沖縄ヤクザ統一への軌跡」 山平重樹著 幻冬舎アウトロー文庫>