日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

夢を、もう一度。

生きている意味を考えても仕方がない。 意味なんてないのだから。

もういつ死んでもいい、そう思って生きてきた。 好きなようにやりたいことしてきたから。 でも今は、今死んでしまうのは嫌だ。 何かを我慢するとはそういうことなのかもしれない。

果てしない夢を追い続ける歳でもない。 目の前にあるのは、ただただそのまんまの現実だ。 それでも人は夢に、微かな夢に希望を託して生きていく。 そこに僅かな可能性がある限り。 ほとんど叶うことのない希望は、時として絶望よりも辛く悲しく苦しい。

人は未来へ、明日へ生きていくために何かに縋る。 意味なんてないと理解していながら。 例え大切な夢を失ったとしても 夢をもう一度、探し続けて。

人は、どうしてそんなことを繰り返していくのだろう?