日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

偉大なる福本豊

長嶋茂雄松井秀喜の二人に国民栄誉賞を贈ることが決まったらしい。 テレビなどの報道をみていると多くの人が好意的に受け止めているみたいだ。 しかし、僕は違う。 決して二人がそれにふさわしくない等とは思わない。 そもそも国民栄誉賞なる曖昧な基準の賞そのものの存在にNO!だ。 偉大な活躍をしたプロスポーツ選手であれば、それは栄誉と共に莫大な報酬も得ている。 わざわざ国の税金を使ってさらに栄誉を与える必要がどこにあるのか? 普通に真面目に勤勉に生きてきた一般の国民と差別化することに意義を感じない。 それは政治家の人気取り政策と言われても仕方ないだろう。 あえて言うなら、 松井秀喜より一学年上でこれまで二度国民栄誉賞を辞退したイチローの見識こそ名誉に感じる。 さらに言うなら 「そんなもんもうたら立ちションもでけへんようになる」 と言って固辞した福本豊にこそ親近感を抱き、栄誉ある国民だと共感を覚える。