 女ノマド、一人砂漠に生きる |
観光業などで働き定住する家族と別れ、 たった一人ラクダを連れてエジプトの砂漠で暮らす遊牧民女性。 どこに行って何をしようと自由な暮らしは厳しいものであるけれど、 お金のために働き、日々争いが絶えない暮らしとは違った幸福があるのだろう。 もちろん、砂漠で一人で生きていくことは困難なことであり僕にはできそうにない。 でも、砂漠の砂の上に直接寝転び、満天に輝く無数の星を眺めながら眠る、 そんな素敵な体験は1泊くらいならしてみたいと思う。 が、ここにもいるみたいだ。毒蛇。 咬まれれば命を失うこともあり、見つけたら必ず叩き殺すのだ、と。 それを知っただけでもう無理。絶対無理。 ただ時間に束縛されず、必要以上に他人と交流しなくていい生活は、理想かも。 ＜「女ノマド、一人砂漠に生きる」 常見藤代著 集英社新書＞
