日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

カブトムシとクワガタの最新科学

カブトムシとクワガタの最新科学

カブトムシとクワガタの最新科学
著者:本郷儀人
価格:777円(税込、送料込)
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僕も小さなころ大好きだったカブトムシとクワガタ。 でもこれを専門に研究している人は少なく、 生物学的にわかってないことも多いらしい。 カブトムシやクワガタのオスの角が 闘うためにあるというのがわかったのもそう古くはないとか。 興味深い話が多かったがなかでも面白かったのがその交尾について。 カブトムシのオスは餌場で他のオスと遭遇すると闘いになるが、 メスと出会った場合、メスを餌場から追い出そうとはせず紳士的に迎える。 メスが餌を食べている間に交尾を行おうとする。 メスの多くはそれを拒否するそうであるが、オスはめげずにチャレンジする。 ある一定の時間を経て受け入れるメスもいるが、 なかなかの抵抗にいい加減堪忍袋の緒が切れたオスはメスを餌場から追い出す行動にでるそうだ。 運良く交尾に成功したオスも交尾が終わるともう用なしとばかりにメスを蹴散らす行動に出るそうだ。 これに対してクワガタは同じように交尾を終えても、 決してメスを蹴散らすような行動はとることなく 交尾後もメスに覆いかぶさってメスを守る行動をとるんだそうな。 いままで知らなかったこと、いっぱいだった。 <「カブトムシとクワガタの最新科学」 本郷儀人著 メディアファクトリー新書>