人生を半分あきらめて生きる |
タイトルに惹かれて思わず買った。 生きるとは小さなあきらめ積み重ねていくこと。 人生はあきらめであり、あきらめこそが人生である、と。 努力すれば報われるなどというのは真っ赤なウソで いくらがんばっても何ともならないことだらけ。 なかなかに痛快である。 東大病院で死を迎える人のうち3割以上が葬式をしてもらえずそのまま火葬場へ直行するという事実。 けれど所詮、人はみなひとりで生まれひとりで死んでいく。 つまりすべての死は孤独死である。 ま、いいか。何事もそう思える生き方、いいんじゃないかな、と思う。 <「人生を半分あきらめて生きる」 諸富祥彦著 幻冬舎新書>