日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

傑作!広告コピー516

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著者:メガミックス
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おいしい生活。」 「不思議、大好き。」 を書いた糸井重里は、間違いなく時代の先頭を走っていた。

「はじめは恋、あとで愛。」 「寒いから、二人でいよう。」 を書いた魚住勉は、妻・浅野温子にどんな口説き文句を使ったのだろう。

「好きだから、あげる。」 「女は、仕事で死んだりしない。」 「この夏も、やがてあの夏になる。」 を書いた仲畑貴志は、やっぱりうまいなあと唸らせてくれた。

「うるさそうな女に会ったので酒はジンにした。」 「多くの夢は、かなえられた瞬間に失われる。」 「時は流れない。それは積み重なる。」 を書いた秋山晶のコピーは、いつも格好よく憧れた。

若かりし頃、広告コピーは確かに僕の心を動かし僕の人生を変えた。 懐かしくもあり、心地よい読後感。 少し若返ったような気になった。 <「傑作!広告コピー516」 メガミックス編 文春文庫>