日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

北朝鮮の鉄道事情

北朝鮮の鉄道事情

北朝鮮の鉄道事情
著者:国分隼人
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実は北朝鮮は国内にある鉄道路線総5235kmのうち実に80%が電化されている鉄道電化先進国なのだそうだ。 しかし国内の電力事情の悪さから、停電による運休が多発しているほか、 日本統治時代に施設された線路のメンテナンスもされておらず、スピードも出せない状況のようだ。 年々、所要時間は長くなりつつあるらしく、路線によっては時速20〜30キロとか。 フルマラソン世界記録や箱根駅伝のほうが速いくらいというから笑ってしまう。 そして車両に関しても年代物が多いらしく 満州鉄道時代のものや戦前日本で造られたもの、旧東欧のものなども少なくなく それが鉄道マニアにはたまらない魅力になっているとか。 また、やはりというべきか、将軍様専用駅、なんてのもしっかりあるらしい。 <「北朝鮮の鉄道事情」 国分隼人著 新人物文庫>