日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

風俗依存症

17歳でスカウトされグラビアモデルとなり、バブル崩壊とともに引退。 21歳で風俗嬢に。 ヘルス、キャパクラ、ソープランドと渡り歩き、ナンバーワン風俗嬢を続ける。 が、突然の癌宣告。 風俗を引退して結婚し主婦業に専念。 波乱万丈な著者の人生は興味深い。 幸せな結婚生活の今も時折、風俗の世界へ戻りたいと思ってしまうことがあるらしい。 どうやら、風俗業で一度でも働いたことがある女性にとって 風俗業界、それは案外、居心地のいい場所なのかもしれない。 <「風俗依存症」 大庭佳奈子著 文芸社文庫>