日出づる国の片隅で。

本の話から日常の話まで

消費税のカラクリ

与党民主党野党第一党自民党も揃って打ち上げる消費税増税。テレビや新聞などマスコミも後押しするような論調で消費税増税やむなし感を煽っているが、違うだろう。消費税の問題点である逆進性、益税、景気を冷え込ませる可能性、それらに加え、消費税が増税されれば大企業は正規雇用ではなく派遣などの非正規雇用形態で人を採用することにより節税できることから今以上のワーキングプアが生まれる。高額所得者の所得税を減税してきて、消費税を増税する、というのはハッキリ言って思想的に間違ってる、と僕も思うな。まだまだこの国は金持ち優遇を進めていこうとするのか。大反対だね、僕も。 <「消費税のカラクリ」 斎藤貴男著 講談社現代新書